ギャラリーを通じて、フランス人作家の作ったガラス器を水指にしたいというお客様の話がありました。ついては、蓋を作ってくれとのこと。
あまり乗り気ではありませんでした。一品モノは手間もかかるし、かといって蓋に大そうな御代は頂けません。しぶしぶ受けましたが、やっぱり大変でした。
通常、真塗りですが、派手なガラスだったもので、ウォルナットに拭き漆で仕上げました。
水指しの蓋は、一見単純そうに見えますが、中央が凹んだものもあり、微妙でバリエーションも豊富です。
今回のは、アウトラインが楕円で、当然旋盤が使えませんでした。
まあ、何事も勉強にはなります。